合唱団キレンジャク

旭川市を活動拠点としている混声合唱団です

 

《練習日》

 ・毎週木曜日

    19:30~21:00

    神楽公民館  第1学習室

 ・毎週土曜日

    18:30~21:00

    リハーサルホール

 

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「雨ニモマケズ」プロジェクト無事大成功に終わりました。ご参加いただいたみなさんありがとうございました。

旭川合唱祭での「雨ニモマケズ」演奏はたくさんの皆さんの参加により大成功を収めました。出演者はのべ63名、参加者で募った義援金も3万円を超えました。

当日は、はじめてみんなで合わせたとは思えないほどの一体感のある演奏で、非常に熱い、魂のこもった素晴らしいパフォーマンスとなりました。

参加された皆さん、聴いてくださった皆さん本当にありがとうございました。

出演者で募った義援金は当日演奏終了後、旭川合唱連盟の朴谷理事長へ手渡されました。

理事長以下連盟の皆さんが見守る中、きちんと手渡すことができました。

 

合唱を愛する皆さまへ

 

 

 平成23年3月11日、東日本を襲った大地震は多くの人命を奪い、今もなお深い傷跡を残し、被災者は長い避難生活を余儀なくされています。今回特に被害の大きかった東北地区は合唱が非常に盛んな地域であり、被災したことで音楽活動もままならないと聞いています。同じ合唱を愛する者として、我々にできることは義援金を集めることもさることながら、歌声でエールを送るのが一番ではないかと思いました。そこで、今回の合唱祭のステージでそういった趣旨の演奏をするには絶好の機会であると思い立ちました。

 しかし、そういった時に何でも演奏すれば良いかというと、違うと思っています。

 今般、この提案をさせていただくに際して、千原英喜氏作曲の「雨ニモマケズ」こそが相応しいと考えています。この詩は宮沢賢治の有名な「雨ニモマケズ」を題材にしていますが、作曲した千原氏は皆さんへの応援歌であるとコメントしています。この曲をおいて被災した皆さんへのエールと言わずして何を演奏しましょうか。

 そういった思いから、日頃指揮をさせていただいてる合唱団キレンジャクの皆さんにこの提案を話しました。そして、今回の合唱祭の自分たちの枠をこのために使用してほしいというありがたい言葉をいただきました。自分たちの単独の演奏をやめてまでもこの演奏にかける思いに深く感動致しました。

 形式的な応援ではなく、自らの歌を通して遠くで被災した多くの仲間たちへ歌声のエールを送りたいと思っています。多くの皆さんのご協力があればあるほど思いは被災地まで届くものと信じています。そして、その際には義援金も添えて送ることで、私たちができうる最大限の支援であると思います。ぜひ、多くの合唱愛好家の方のお参加をいただければ幸いです。

 合唱を愛する者として、多くの皆様がこの趣旨に賛同いただけることを、そして被災地に歌声のエールを贈れることを願っています。

 

 

平成23年 5月 3日

 

 

合唱団キレンジャク      

常任指揮者 井川  敬

さぞかし無念だったろう。晩年の病床の中で諦念をもってしたためられた詩・祈りである。賢治は“サウイウモノニ、ワタシハナリタイ”のである。詩の冒頭“雨ニモマケズ、風ニモマケズ”にヴァイタリティを感じてはならないと人は言うかもしれなし。しかし私には雨風の中へ勇猛果敢に飛び出し行く賢治の姿が見えるのだ。彼の一生を顧みて、つねに企画し、挫折し、また新たに物事をおこす前向きなエネルギーに心打たれる。私は賢治の魂にエールを送ろう。哀憐の調べではなく、勇気奮い立つ響きで彼を讃えよう。そして賢治とともに私は颯爽と山野をかけめぐるのだ。Alla Marcia-行進曲風に、活き活きと、アッコード(和弦)に力を漲らせて。曲は今を生きる皆への応援歌、命の讃歌だ。

 

(全音楽譜出版社刊 混声合唱とピアノのための組曲雨ニモマケズ 作曲者コメントより抜粋)

これを読んだときに、この曲を今歌わずして、いつ歌うのか。
そういう熱い思いに駆られました。だからたくさんの皆さんとエールを送りたいと思うのです。一緒に歌声のエールを送りたいというという熱い気持ちのある人には、上手い下手問わずどんどん参加してもらいたいと思います。かといってここ数年の合同演奏にありがちな、指導者の自己満足的な演奏にするつもりはさらさらありません。やる以上は全力で曲を仕上げにかかりますし、妥協しない演奏を目指したいと思っています。

 

ぜひ、これを読んだたくさんの合唱を愛する皆さんの参加をお待ちしています。

問い合わせ、申し込みはホームページの問い合わせのページからお願いいたします。